10月の奥田塾は硫化染料の抜染プリントでした。

硫化染料は色味が濁色で深みのある味わいになるので、
ブラックジーンズ、ビンテージ加工や帆前掛けなどに用いられます。
洗濯や耐光堅牢度に強い反面、摩擦堅牢度が弱い染料です(摩擦したものに色がつきやすい)。
セルロース系繊維(綿・麻・レーヨンなど)の染色と着色抜染が可能です。

また、硫化染料は還元染料の一種です。
※還元染料とは、強アルカリ性還元剤で水に溶けない染料を水溶し(還元し)→染色したあと酸化させ不溶性に戻り定着させる方法。バット染料、インジゴや藍染なども。

硫化染料の粒子が大きく、繊維の中に入らないので水溶性にして繊維の中に入れた後、酸化して定着させる。もともとの粒子が大きいから色が重く見えるようでした。

・還元<=>酸化
酸化→物質が酸素と化合すること(水素やイオンを失う変化)
還元→物質が酸素を失って元に還ること(水素をやイオンを受け取る変化)
(↑密かに高校化学の動画を見て勉強している途中)

ただ注意点は、硫化系の染料は使わないでタンスにしまっておくと、脆化(ゼイカ)しやすい。
※水洗不足で染料が繊維に残っていると経年変化により→硫酸化し繊維が破れる。ボロボロ。(0.1%残っているだけで硫酸化してしまう)

あとこの染料、後処理が非常に工程がたくさんあり、酸化させ、酸化液に浸し、洗い、ソーピング、洗い、と非常に大変です。(先酸化)

この工程、自分一人の染色だったら、絶対に硫化染料には手を出さないと思いました。必要な染色材料も多いです。
染料が溶けやすくないのと、ソーダ灰を入れるので染料が溶けにくいからと温度をあまり上げれらないのもなかなか大変。

というわけで、次回は立体加工プリントです。

ビンテージぽい 

今回の講師は宇田川さん

チョコレートみたいで美味しそう、実際にブドウ糖も入ってます

一度紗で漉しました

お友達の作品、可愛い!

私の借りた版、綺麗に製版されています。製版方法で一色の中でこんなに濃淡出るんですね。

大変な後処理

出来上がり

抜染はこのように